世界は今距離を狭め、その結果として異文化への理解が叫ばれています。
昨今では、スーパーカルチャーアンダースタンディングという、 文化以前のもっとも根源的な、「人間同士の理解」というものが重要視されはじめています。
人と人が何の隔たりもなく素直な心で接することができれば、どんなに素晴らしいことであろうか。
特に 花を媒介にした、人間にとって宝ともいえる、素直な心の育成の可能性に関して、私は、以下のように感じています。
美しい純粋な心を持てば、 人の美しい気持ちや好意にたして敏感に反応できるようになり、自分の心がひいては至福で満たされていく」と私は信じています。
それは花の世界だけでなく、美しいものに対して敏感に感じ、反応する心の現象が、現在社会におけるコミュニケーション上の必須条件となってくるのではないでしょうか。
人と人とをつなぐ役割を担えるのは、人間と同じようにそれぞれ個性を放ちながら しとやかに生きている花の存在であると、私は確信をしております。
そのため、花を生ける技術を磨いていれば、ある日、必ず花が最大のメッセンジャーとして、あなたを助けてくれる素敵な出来事に出会うことでしょう。